こんにちは、田岡です。
2025年になってから、人と話すことがめちゃくちゃ増えました。
過去を振り返っても自分は上がり下がりのある人間なのですが、調子上がったときには人と話すことが増え、そして人と話すことが増えたときに何かしら新しいアクションが多くなった気がしています。
ありがたいことに人前で話す機会が多かった時期もあり、人と話すことへの抵抗感はないのですが、初対面の人と話すことが多くなるほど

自己紹介ってどうやったらいいんだっけ??
と思うことが増えてきました。
今回は「印象の良い自己紹介をするにはどうしたら良いか?」について本気出して考えてみます。
この記事の目次
そもそも「印象の良い自己紹介」とはなんだろうか?
まず、前提を振り返ってみます。「印象の良い自己紹介」ってそもそもどんな自己紹介なのでしょうか。
・この人はこういうことをやっている人だと伝わる。
・この人はこういう人なんだなと性格、価値観が伝わる。
・なんかこの人のことは好きだなと思ってもらえる。
★今後もこの人とは関わっていきたいなと思ってもらえる。
思いついたことを書き出してみましたが、結果的に4つ目(★)が大事な気がしています。
やっていることが伝わるとか性格が伝わるとかも大切ではあるのですが、最終的な目的としては「この人とは関わっていきたいな」と思ってもらえるのが印象の良い自己紹介なのではないかなぁと。
となると、相手に感じてもらえるといい気持ちとしては、下記2つかなと想定しています。
- 「自分にとって関わることのメリットがありそう」
- 「自分となんかフィーリングが合いそう」
①自分にとってメリットがありそう。というのは相手が求めているものによって変わってきます。
その時々によって人の求めるものは変わるでしょうし、事前に相手のニーズを把握しておくことは「初対面の自己紹介」では現実的ではないため、ここにフォーカスするのは運の要素が強い気がしています。
となると、狙うといいのは②の「本来フィーリングが合う人を取りこぼさないようにする」なのかもしれません。
もちろん、フィーリングや相性も人によるものがありますが、「自分自身を印象がいいと思ってもらえる人」に、「そのまま印象が良いと思ってもらえる自己紹介をすること」が大事なのではないかと思いました。
話していて思うのは、「点」ではなく、「線」で伝えることの難しさ
話が少し脱線するかもですが、自己紹介をしていて感じるのが「自分自身という人間をいかに端的に伝えるか?」の難しさです。
簡単に自分のプロフィールを「点」で話すことは簡単です。
- 大学生時代からブログアフィリエイトを教わって
- ベンチャーの取締役を5年間経験して
- 個人事業主5年間やって
- 今は電子書籍のプロデューサーと都内の会計ソフトの会社で週5で勤めている。
これが自分自身の「点」の自己紹介です。
ただ、人それぞれ「点」に至るまでの「線」というものがあるはずです。
例えば自分ならば
- なんでブログアフィリエイトを始めたの?
→友達が「金持ち父さん貧乏父さん」を見てたのがきっかけで学生ローンで60万借金して半年間投資やら営業やらやったけど、うまくいかなくて藁にもすがる思いでコンサルを受けた。 - なんでベンチャーの取締役やってたの?
→ブログアフィリの商材営業をやってたときにトップセールスマンが引き抜いてくれた。
当初のNo2だった親友が2ヶ月で独立したから、なし崩し的にNo2になった。 - なんで会社を辞めたの?
→本当に色々とありすぎて割愛、端的に言えば事業が変わったことによる方向性の違い。 - なんで今都内勤務しているの?電子書籍はなぜやっているの?
→5年ほど個人事業主でやったが、家族を養えないと思ったから、週5で働くまでも色々あった。
電子書籍は21歳の頃から文章をずっと書き続けているのと、人の話を聞くのは得意なので需要があった。
と、だいぶ端折ってもこれだけのストーリーがあるわけです。(多分8~9割端折ってます)
誰しもが生きていてストーリーという「線」があって今に至っていますが、それを伝えようとすると長くなってしまう。
だけども、「点」だけを話すと伝わるものが少ない。
自分のことを話すときに、こういう矛盾にぶち当たっている人は多いのではないかと考えています。
上手な「線」の伝え方とは
先程の話を少し整理します。
「今〇〇をしています」
「過去〇〇をしていました」
という「点」を伝えるのは簡単です。
でも、実際に人にとって大事なのはその過程や、なぜその流れになったのか?という「線」だと自分は考えています。
「線」にこそ、その人の人間性が詰まっているからです。
しかし、基本的に「線」の自己紹介を長々と話すのは、あんまりおすすめしません。
理由としては下記2つです。
- 「線」とは物語であり、物語を話すと基本的に長くなるから
- 人は長い話を一方的にされるのが好きではない(ことが多い)から
「点」だけじゃ自分のことが伝わらないから、ある程度「線」も伝える必要はある。
だけど自分からベラベラと話すと相手の頭に入っていかない可能性が高い。
じゃあ、どうやって「線」を伝えたらいいのか?というと、「線を話す前の条件を整えることが大事」なんだと思います。
結論を言えば「ほんの少し相手の話に差し込みつつ、聞かれたら答えるスタイル」です。
基本的には「点」のみを話し、聞かれたら「線」を話す
自己紹介が長くなってしまう人は結構いますが、その人も別に無理に長く話したいわけではないと思います。
だけど、聞き手としては「時間が長い」+「質問をしたわけではない」という2つの要素が合わさると、話を聞くのが苦痛になります。
「自分の話をこちらのニーズも知らずにベラベラ話す人」になってしまうわけです。
イメージ的には常にフラットな状態で会話を続けられるのが理想です。
例えば、「長い話」(−1の要素)でも、「自分が質問をした」(+1の要素)のであれば、プラマイ0のフラットな状態で話を聞いてもらえそうです。
これがマイナスに傾いた状態だと、どれだけ話の内容を磨いても相手は聞いてくれなくなってしまいます。
なので「基本的には「端的」に「点」のみを話すだけでいい」のでしょう。
相手の話に、少しだけ自分の話を差し込む
ただ、これだけだと

相手が質問してこない場合、自分のことを全く話せなくない?
となるかもしれません。
実際、みんながみんな質問してくるわけじゃないですから、何も聞いてこない相手にはなにをしたらいいかわからなくなることもあります。
そんな時は「基本的には相手の話を引き出しつつ、そこで自分のことを少し差し込む」というのがおすすめな気がしています。
自分「仕事でめっちゃ嫌だったけど役にたった経験とかありますか?」
相手「前の会社の話ですけど、めちゃくちゃ仕事が詰まってた時はしんどかったですね。〇〇の事業やってて、〇〇の事情があって〜、、、結果的にそれがあったから、今めっちゃ楽に感じてます」
自分「わかりますー!私も過去に週4でオフィスに泊まってたことがあって・・・、ハードワークの経験は今めっちゃ活きてます。今はどんな感じで仕事しているんですか?」
上記は会話の一例ですが、イメージ的には相手の話を3〜5聞いたら、自分の話を1未満差し込む感覚です。
もちろん、人によっては差し込まれるのが嫌な人もいるのでこれがベストとは言えないのですが、質問してこない人に対しては、多少なり自分の「点」だけじゃなく「線」を伝えられるかなと考えています。
「印象の良い自己紹介」のやり方まとめ
と、ここまで「印象の良い自己紹介」についてあれこれ考えてきましたが。。。
結局のところ「相手に合わせつつも、自分のことを正直に伝える」がベースな気がしています。
とはいえ、人というのは前提として「聞いてもいない長い話は嫌い」です。
仮に自分の話をすることを求められていたら、ガッツリと自分のことを話してもいいのかもしれませんが、そうじゃないならば、「点」はお話ししつつ、相手の話を3〜5聞いたら、自分のことを1話す。
くらいの割合の方が話し続けるのが苦手な自分にとっては良いのかなと思いました。
もちろん、これは1対1においての話で、対多数となると立ち回りは変わるのでしょうが、基本的には「端的にまとめる」が一番リスクがなく、やりやすい方法なのかなぁと。
・基本的に相手の話を聞くスタイル
・自分の事は現在→過去→未来の「点」だけ話す
・趣味嗜好と仕事の話を端的にする
・相手の話3〜5:自分の話1の割合で進める
・相手が喜びそうな共感点、力になれそうな要素があれば軽く自分の話を差し込む
こんな感じをベースとしておけば、少なくとも悪い印象は与えない自己紹介になる気がしています。
個人的な思考のまとめですが、参考になれば幸いです。