こんにちは、田岡です。
思えば、ずーっと「文章」というものに触れ続けて生きてきました。
自分の中で「文章」という存在が特別なものだなーというのは都度感じているのですが、ちゃんと言語化したことがなかったので、今回は「文章」に対して思うことを淡々と書き連ねていこうと思います。
文章ってどんなものなのか。なぜ文章が好きなのか。
こんなことをただただ書き綴った記事になりますので、「文章」に興味がある方だけ見て頂ければ幸いです。
この記事の目次
13年間文章と付き合ってきた
人生を振り返ると、自分は社会人になってからの13年間、文章と一緒に生きてきました。
ビジネスとの出会いは大学生時代によくわからない投資ツールを借金して買うところからでしたが。
そこからブログアフィリエイトのスクールに出会って、ブログを書くことをスタート。
「とりあえず好きな記事を書いてみよう!」という教えで最初に書いたのはアニメ「銀魂」の感想記事でした。
200文字程度のブログ記事1記事書くのに1時間かかっていたのを覚えています。
ブログで稼ぐために半年間ほど毎日2〜3記事更新をして、ベンチャーに拾われた後もお客様向けのメールマガジンを執筆して。。。
それから13年間、文章と共に生きてきました。
文章が上手と言われることが増えました。
議事録が丁寧と言われることも増えました。
ライターとしてお金をいただくことも多数あります。
「文章」というものがいなければ、今の自分は存在しないと言っても過言ではないかもしれません。
突発的な受け答えができない自分には文章は光だった
人と話すことに大分慣れたと思っていますが、それでも話をしていて、すぐに上手な切り返しができる人が羨ましいなと思っています。
今でこそ特性とはわかっているものの、一時期は上手な切り返しができない自分に対して、コンプレックスを持っていました。
そんな中、「文章」はコミュニケーションツールとしても役立ってくれました。
ポンポンと進む会話の中ではどうしても自分の考えをまとめて伝えることができない。
言われたことに対して、本来感じることをすぐに言葉にすることができない。
人と話したあとに
あぁ〜こういうことを話せばよかった;;
という想いを何百回経験したかわかりません。(むしろ今でも感じる)
だけども文章ならじっくり考えられるし、最悪間違っていても修正が効きます。
自分の意見をちゃんとまとめたうえで伝えられるから、考えていることをちゃんと伝えることができました。
突発的な会話が苦手で、どうしても言葉足らずとなることが多かった自分にとって、文章は自分の考えや意志を伝えられる最上のツールとなりました。
議事録というビジネス的な生きる道
普段会議で議事録を取らせて頂く機会も増えましたが、「議事録が上手」と言われることも増えました。
これに関しては、「タイピングスピードを鍛えた経験」と「お世話になった経営者さんの議事録を真似している」のが大きいと考えています。
その方は打ち合わせ後にすぐに議事録を上げてくれたのですが(個人的にはこれもポイント)
その時の議事録は
- 誰が、何を話したか?
- そして何が決まったか?
- 次の取るべきアクションは?
と言ったものが要点を踏まえてわかりやすくまとめられていて、衝撃を受けました。
その議事録を見てから
- 誰が何を話したかをまとめる
- 要点をまとめて議事録を取る
という習慣が身につきました。
ありがたいことに議事録を取ると感謝されることが多いので、この点でも非常に自分のビジネスライフに役立っているなと思います。
タイピングスピードを鍛えていて良かった。
ベンチャー時代初期、mixiのゲームの「ぴぴいちろうたいぴんぐ」というのが会社内では流行っていました。

特になんの変哲もないタイピングゲームなのですが、シンプルが故に誰が一番速いか??を常に会社内で競っていました。
僕自身、没頭できたこともあり、常に記録更新に挑んでいました。(朝起きたらとりあえずぴぴいちろうをやっておく。みたいな生活してました)
その結果として身についたのがタイピングスピードの速さです。
今ではタイピングゲームをやってはいないですが、基本的にはタイピングスピードはIT系の業務をやっていて全く支障がない程度の速さを保っています。
13年間文章を打つような仕事で生きてきているわけですから、タイピングスピードが2倍早ければ、その分文字を打ち込む仕事は半分の時間で終わるわけでして。
他の人よりも効率的に仕事ができる意味でも、タイピングスピードは鍛えておいて良かったと思っています。

自分の持つ文章のリズムを大切にしたい
個人的にはですが、文章はリズムだと思っています。
どう読まれるか、どう読み取ってもらうか、頭の中でどんなリズムで言葉が流れるか。
それを言葉という限られた表現方法で表しつつ相手に伝えるのが文章だと考えています。
「」・・・、。!など、決して表現方法が多いとは言わないですが、その中でも時には絵や画像を使うことも「文章」なんじゃないかなぁと。
こればかりは伝えることが難しい内容ではあるのですが、個人が持つリズムが文章には表れるので、そのリズムが合う人がその人の文章によって引き寄せられるんじゃないかなぁと思っています。
ちなみにその個人の持つリズムに合わせると、一般的な企業やライター目線だと
「なんでこんなところで句読点使うの?(使わないの?)」
「なんでここで改行するの?(改行しないの?)」
と言ったことに直面します。
(一時期、高名な人のコンサルティングを受けているときに、ブログ運営者の人からみんなの前で「こんな文章誰が読むんだよ」と言われたことがありました。あれはぶっ飛ばしたかったですね。)
今は一般的なライター的な仕事をしていないので違和感はないですが、一時期会社の記事ライターとして勤務していた時は、「自分の持つ文章像」と「求められる文章の型」が違って苦戦した覚えがあります。
確かに正しい方や文法というのはあるのかもしれませんが、正式な仕事をするわけでもないのならば、自分の持つ文章のリズムは大切にしたほうがいいのだろうなと思います。
セールスライターではなくコピーライター
ここからは、少しだけ踏み込んだお話。
「ライター」という職種の持つスキルには「コピーライティング」と「セールスライティング」というものがあります。
一般的にコピーライティングというとセールスライティングが出来るというイメージを持つ人もいるのですが、セールスライティングとコピーライティングも区別はちょっと違うものと思っています。
イメージ的には「コピーライティングの中」に「セールスライティング」が内包されているイメージです。

自分は文章を書くのは好きだし、何かを伝えることも好きですが、セールスライティングは得意ではありません。
例えば、今僕はiPadが一押しのガジェットなんですが
- 別売りキーボードを組み合わせることでpcより軽量化
- スマホを使うより読書量が数十倍に!!
- 今なら型落ち機種なら中古で1万円台で購入可能!
- iPadを使うことで、QOLがそれまでの数倍に爆増!!
- 圧倒的な生産性と、人生における豊かさを+してくれるiPadを買うなら今!
みたいな文章って、「本当にその商品を好きじゃないと書けない」んですよね。
もちろんこれだけじゃなく膨大なテクニックと書き方、方法、考え方があります。
相手が求めるものを想像して、購買意欲を刺激する仕事も立派で大切な仕事だとは思いますが、なんとなく自分自身は名乗るならば「セールスライター」ではなく、「コピーライター」でいたいなと考えています。
「文章」で生きてきた「文章」に生かされてきた
振り返ってみたら、自分のキャリアのそばには常に「文章」の存在がありました。
書くことを知らなければ、そもそもベンチャーに拾ってもらえなかった。
LPやメルマガを書いた経験がなければ、会社をやめた後の仕事をもらえなかった。
文章が得意だったから、書くことがメインのTwitter(現X)でも結果を出せた。
電子書籍の代筆から、仕事をもらうこともありました。
メディアの運営経験から、人材系の会社に派遣社員になれたから、ライターとして勤務することもできました。
その経験があるから、今の会社の働きやすさとありがたみを実感しています。
辛いときには思いをひたすらにメモにぶちまけることができました。
書籍に触れたことで、新しい考え方や、孤独に感じていた悩みを感じてくれた人がいると救われた経験もあります。
改めて、自分自身の人生を振り返ると「文章」で生きてきて、「文章」に生かされてきたな。と思います。
意外と振り返ってみたら「文章」に対して思うことってやっぱりたくさん持っているのだろうなと書いてみて改めて実感しました。
話すときに思考を言語化するのが苦手な自分だからこそ、これからも「文章」の力をたくさん借りて、生きていこうと思います。