引き寄せの法則は量子力学で証明できるのか?を考えてみた

引き寄せの法則を量子力学で考える

引き寄せの法則ってあるじゃないですか?

「物事は強く願えば叶うー!!」

と言われがちなやつですね。

いきなりぶっちゃけてしまうと自分は「引き寄せの法則は最高!!」と盲目的に謳っている人のことをあんまり好きでは有りません。

自分も心が弱っている時期「願いにすがり、何も行動しない時代」がありました。

だけども結局の所は「願っているだけで人生が好転すること」なんてまずまずないし、それで上手くいったとしても「人生を運任せにしているだけじゃん」と自分を誇れない気がしているんですよね。

ただ、なんだかんだでベンチャーの経営したり、個人事業主で3年間も活動していたりすると。

「自身が目標地点を明確に描くことの大切さ」は腑に落ちてくるものでして・・・。

多少なり「目に見えないもの」を大切にしている今では引き寄せの法則も完全なる眉唾ものではないのだな。と思えるようになってきました。(もちろん願っているだけでうまくいく!なんてことはないと考えてます)

ただ・・・・ただですよ?ふと思ったんです

引き寄せの法則って証明されてるのかな?

量子力学とかを使えば誰しもが納得行く説明をすることができる法則なのかな?

と。

そんなわけで、最近では量子力学を学ぶ機会もあったので、今回は引き寄せの法則は量子力学で証明できるのか?を自分なりに考えてみました。

引き寄せの法則や、量子力学、スピリチュアル系な話に興味がある方は楽しんで頂ければ幸いです。

※本記事は引き寄せの法則と量子力学の触りの知識だけを持ったただの一個人が気になったことをまとめたものになります。厳密に言えば違う点などが多いと思われますが、その点は御理解の上御覧くださいm(_ _)m

そもそも引き寄せの法則とはなんなのか?

まず話に入る前に「そもそも引き寄せの法則ってなんなの?」の定義から。

説明を考えてましたが、なんとWikiに記載がありました。

引き寄せの法則(ひきよせのほうそく、: Law of attraction)は、ポジティブな思考が人の人生にポジティブな経験を、ネガティブな思考が人の人生にネガティブな経験を、それぞれもたらすという信念に基づく疑似科学または思考法である。

Wikipedia

(引き寄せの法則まで説明されてるとは本当にWikiは万能ですね。)

超簡単に言えば、「人は前向きな考え方をしていれば前向きなことが起きるし、後ろ向きな考え方をしていれば後ろ向きなことが起きるよ」と提唱しているのが引き寄せの法則になります。

じゃあこれが「お金が欲しい!!」と思っているとお金が入るのか?というとちょっと難しくて

純粋な前向きな気持ち100%で「お金が欲しい!入ったお金でいろんな事をするぞ!」と考えてたらお金は入るけど。

後ろ向きな気持ちが入ってて「お金が欲しい!今のこのお金が無い状況から抜け出したい!!」と思っているとお金のない状態が更にやってくる。

なんてことが起きるみたいに言われています。

(前者は「お金の入った後の状況」に、後者は「お金のない状況」にフォーカスしてるから。と言われてますね)

今回は、この引き寄せの法則が実際に存在するのか?ではなくて、この引き寄せの法則は量子力学で証明できるのか?に関してまとめていきます。

ただ・・・

引き寄せの法則の支持者は、科学理論を参照し、それを支持する議論としてそれらを使用する。しかし、それは実証可能な科学的根拠を持っておらず、多くの研究者が、その支持者による科学的概念の誤用を批判している。

Wikipedia

すでにWikiからの盛大なネタバレをこの時点で食らってるんですよね笑

まぁやっていきましょう。

引き寄せの法則の証明に関する今回の焦点

改めて、今回の要点は整理していきましょう。

まず、

・自分は引き寄せの法則が世の中に存在することは否定はしていません。

さらにいえば割とスピリチュアルな話に対してもあんまり否定的ではなくてですね。引き寄せの法則というか「思ったことは実現する」みたいな現象に対しては存在するとは考えてます。

「明確に達成が想像できない目標は達成できない、達成したい目標を描くことがスタートライン」

とは自分も考えてます。

ただ、

・自分が持っている「引き寄せの法則はあるかも」という認識はあくまで感覚値であり、事象を経験していない人に説明できるような言語化が自分の中では出来ていない。

こともまた事実なんですよね。

言ってしまえば「前向きな気持ちでいることは大切だし、望むものがあるならば明確にイメージすることも大切だよ」とは言えるけども「それがなんで必要なのか?」の説明に関してはふわっとしてしまうわけです。

なので

・「引き寄せの法則は確かにあるよ」と量子力学やその他の知識を使って証明する事ができるか?を本記事では検証する。

コレが今回の記事の目的になります。

引き寄せの法則でよく言われている科学的な説明

ちなみに「引き寄せの法則 量子力学」で調べてみると色んな説明を述べているページが出てくるのですが

引き寄せの法則の説明としてよく言われることとして

「人は独特の波長。波動を持っています。そして量子の世界で見た時には人や物、もはや事柄や未来に起きることまで全て物が波や波動を持っています。」

「全てのものが波や波動を持っているのだから、自分自信の持っている波長に合う人や物・事柄がその人に引き寄せるのは当然なのです」

みたいなことがよく見受けられます。

個人的な結論ではありますが、これだけでは引き寄せの法則の証明としては不十分だと考えてます

論点としては

「全てのものが波や波動を持っているのだから、自分の持っている波長に合う人や物・事柄がその人に引き寄せるのは当然なのです」

ここの部分ですね。

後述しますが、全てのものを量子としてみなすのは仮説なのでOKだと考えてます。だから人・物は当然としてこの際事象や未来に起きることも量子としてみなすのはOKだとしましょう。

しかし「波」がもつ大きな性質の2つは「干渉」と「回折」であり、同じ波を持つものが引き寄せあう。という法則は(僕が調べた限りでは)存在していません。

「回折」は波が回り込んで届くこと、「干渉」はぶつかった波同士で影響し合うこと。であり「同じ波同士の物が引き寄せ合う」に関しては波の性質からは証明できません。

・・・・

あれ、これ証明もう無理っぽくね??

こんな気持ちになってきた

あくまで概要知識だけしか持ってない自分ではありますが、この時点だと量子力学から引き寄せの法則を証明するのは無理じゃないかな?と思えてきました。

一応波長の合う人と話した時に気持ちが良くなるのは「干渉」で説明ができそうです。

同じ波を持っている人なので「干渉」して「振幅」が大きくなると考えれば。

振幅が大きくなるということはエネルギーが高まっているので、波長が合う人と話した時にテンションが高まること。気持ちが上がることは「波の干渉」で説明できるのかなと考えてます。
(干渉に関しては後述します)

量子力学の原則に関して

また、量子力学に関しての概要も軽く説明しておきます。前述したとおり自分は専門家でもなんでも無いので、下記動画からの拝借知識です。
(ちなみにこの動画めっちゃ面白いので是非見てもらいたい)

面白すぎて2回見た

まずは量子とは?に関しては下記として定義します。

量子(りょうし、quantum)は、物理学において用いられる、様々な物理現象における物理量の最小単位である。

Wikipedia

その上で量子力学の概要として

量子は粒子と波の2つの性質を持つ(2重性)

とあります。

ココからは仮定の話になりますが。

人も細かく分けて言えば量子となることから、人自体も量子の集合体とみなすことが出来ると仮定します。さらに今回は思考や意識、考える元といったエネルギー的な物も量子と捉えられると仮定しましょう。

だとすると、人は人自身も含めた意識や思考、考える元といったエネルギーも量子と捉えられる。

量子なので、波と粒子の性質を持つと仮定できる。ということになります。

つぎに

・波が持つ性質として「回折,干渉」があげられる。

回折は回り込んで届くこと。干渉は波同士で振幅に影響し合うことです。

先ほど記載した「波長が合う人と話してテンションが上がるのは、波の干渉で説明できるかも」という話。

あの現象って人を波であり、粒子と捉えた際には自身が発する波長も回折・干渉すると言えるならば。

波長が合う人と話した時、エネルギーが高まっている感があるのは「互いの波が干渉して振幅が増しているから」「干渉してエネルギーが実際に高まっているから」とは言えるかもなと思うのです。

干渉の図

で、「回折」に関して考えてみてもわからなくはない事例が合って

直接目の前にいるわけじゃないけど、隣の部屋の負のオーラがヤバい。みたいな時がたまーーーーにあるじゃないですか?(ほぼないけどもたまーーーに)

この事象って、隣の部屋の中にいる人か何かの波がドアの隙間とかから「回折」してるから感じ取れているとも捉えられます。

回折の図

ただ・・・

ココまで色々と仮定してきた結果としても結局

「人を量子の集合体とみなせば、波をもってることはわかった。仮に意識や事柄も量子とみなして波があるとしよう。」

「だけども結局引き合う性質がないから、引き寄せの法則の証明はできないよね?」

で終わっちゃうんですよね。

てなわけで、ここからはさらにこじつけた意見を述べてみます。

引き寄せの法則を量子力学で無理やり説明してみた。

量子は「波」と「粒子」の性質を持つ。

今回の場合、人を「量子の集合体」とみなしてますから、人は当然「粒子」としての性質も持っています。

となればです。

量子は「波」を発しながらも自身も「波」として移動しているともとれます。

「自分のところへ勝手に物事を引き寄せる」という観点だとまったく腑に落ちなかった引き寄せの法則なのですが。

自分も自由自在に移動している」のだから、自身が発している波長や波動に応じて、ラジオの周波数を合わせるがごとく自身の発する周波数と近い周波数を発する人・物事へ「自身が近づいている」とも考えられるかもしれません。

波長に向かっていく量子(人)の図

(この場合は相手側も波に協調し、近づいてくるのかも)

要は、ただ自身が「波長を発していて、場所を動かない」

のならば引き寄せの法則が腑に落ちなかったけど

自身も含めた全てのもの(量子)が波長を発しているし、移動もしている」

のならばちょっと腑に落ちそうな感覚もあるなとも思えるのです。

(この場合、別途で量子の持つ性質に振幅を高めようとする性質、もしくはより大きい振幅で移動しようとする性質があると説明がつきますが、そういった情報は見つかってません)

もしかしたら、人間が持つ「上昇志向」や「向上心」が上記の「振幅を高めようとする性質」に置き換えられるかもしれませんね。

少なくとも自身が動かずに「引き寄せている」というよりかは、自身が波を発しながら「波長の合う物・事柄・人に向かって動いている」と話したほうが「引き寄せの法則」の説明としてはまだ理解できるかも。

というのが僕の見解になります。

まぁ、結局の所証明はできてないんですが。

引き寄せの法則は証明できるのか?(結論)

そんなわけで拙い頭をフル動員させて考えてみましたが

「量子力学単体では引き寄せの法則は証明できない」

というのが今回の結論になります。

Wikiにも「多くの提唱説は実証可能な科学的根拠を伴っていない」と書かれているので、現段階で言えば証明は出来ないものなのかなーとは思いますね。

ただ、「引き寄せの法則」は説明できないけど、「自身が目標の人・事柄へと向かっていく性質がある」のは事実なんじゃないかなーとは思えるくらいの理解度に達することはできました。

個人的には「引き寄せの法則」というよりも、「目標到達の法則」とか名付けたほうがしっくりきますね。

もちろん、こうだとしても実際に公式を成り立たせる実験結果が見当たらないので、証明はできなさそうなんですけどね。

脳科学の観点からの引き寄せの法則(余談)

余談になりますが、最近知り合った方に上記の量子力学と引き寄せの法則に関しての話をしてみたところ。

「引き寄せの法則は脳科学の観点から分析したほうが自分は腑に落ちてます」とのことでした。

で、話を聞いてみたら「確かに!」となったのでその話を最後に。

ざっくり言えば脳には認識フィルターなるものが合って、僕らは常に脳みその認識フィルターが反応しているものだけを認識している。と。

(脳幹網様体というらしいです。)

脳みそのフィルター機能は常に稼働している。

なので、今まで普通に生きていたら普段通る道の信号の数。なんて覚えてないけども、意識したら覚えられるようになる。

今まで自分でお金を稼ぐことなんて考えたこともなかったけど、意識してみたら副業の広告がやたら目に入ったり、そういう類のビジネス書が目についたり、求めてそうな情報が沢山入ってくる。

これは、引き寄せているわけではなくて、脳が気になった情報をよりハッキリ認識するようになったから、その情報や事柄に興味を強く持つようになるだけ。

結局この脳のフィルター機能で感じている主観を「引き寄せの法則」と名付けているのではないか?

とのことでした。

(本当はもっと細かくお話ししてくれたのですが、余談なのでざっくりです。)

で、やっぱりこの観点から見ても、「引き寄せの法則」というよりかは自分観点から見たら「目標到達の法則」と考えたほうが腑に落ちるし前向きな考え方になる気がするなと。

引き寄せっていうよりかは、自分から歩いてる感覚を持ってるほうが前向きになる気がしますし、結果的に望んでいる結果を引き寄せるんじゃないですかね?

なんて考えたりもします。

なんにしても、ただ「願えば叶う!!」なんて都合のいいものとして解釈するのではなくて。

「明確に願ったものに対して、どのように達成すればいいのか?」コレを考えて行動することが大切。だという原則だけは忘れないようにしていきたいですね。

そういった結果を伴った上での「引き寄せの法則」を話す人の言葉ならば、納得できる人も多いのではないかなと思います。

おまけ・量子の持つ可能性に関して

この記事を書きながら思ったことなのですが「量子の性質」には「観測されるまでは可能性として広がっている」という性質もありました。

この点を考えれば可能性の波として広がっていく中で、粒子同士が最もぶつかる可能性が高い部分でぶつかり、ぶつかった時点で観測されて実体を持つから引き寄せの法則と言えなくもないのかな・・・とかも考えました。

(何言ってるかわからなかったらスルーしてください)

ただ、結局の所「引き寄せ」とはいえないかもですね。

また自分の中で説明できる要素に進捗があったら、記事を書いてみようと思います。

2 COMMENTS

寿

こんにちは!
私も引き寄せの法則を科学的に証明できないかと思っていたので、
大変興味深く読ませていただきました。
なんとなくぼんやりと量子力学と関連していることは見聞きしていても、なんだか釈然としないところがあったのですが、
こじつけすることなく客観的に考えられていてとても感動しました。

特に、干渉しあって同じ波長なら振幅が増幅するという考えは理にかなっていて、とても腑に落ちました。
そう考えると、常にいい波を自分から出していれば、波長が合わないマイナスのものは相殺されて近寄ってこず、ガードすることができるかもしれないと思いました。

それと脳科学のアプローチも腑に押しました。
身近にあるものに愛着がわきますし、常にイメージしているものがあればそれに興味が行きますよね。

もしかしたら、理想の自分をある種キラキラした芸能人のように思っていれば、
好きな芸能人のまねをしたくなるように、「同化」をしていって
自然と理想に近づいていくのかもと思いました。

長文失礼しました。
素敵なブログをありがとうございました。

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田岡まさや

コメントありがとうございます!
波の観点と量子の観点を考えると、多少なり科学的に説明できるし、自分の中での納得感も産まれるのかな?とも考えています。

何にしても長文記事を見たうえでお褒めの言葉までいただき嬉しい限りです!
読んで頂きありがとうございました!

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