無気力人間の自分でも「自力でやる気を日々発揮できた方法」を記載します。
この記事の目次
やる気の出ない自分を本当に変えたいと思った瞬間
やることややりたいことがあるのに、何故か動こうとするとやる気が出ない。動けない時ってありませんか?
ある程度目標を決めているのにも関わらず
・PCの前に座ると全然やる気が消えていく。
・Youtubeやアプリに手を出して時間やエネルギーを消費する。
・最低限のことはやるけど、プラスαの事が何も出来ない。
そして夜寝る頃になって「ああ、今日も全然動けなかった」と後悔する。
こんな1日を自分もよく過ごしていました。(むしろ今でもたまになる)
ちなみに、每日ずーーっとこういう日々を過ごしていたわけではありません。
時にはやる気が満ち溢れて動きまくれる時もあれば、上記のようにまったく動けないような日もある。
そんな日々を繰り返していて、また「動けないシーズン」に入ってきた時に流石に思ったのです。
「フリーランスなのに自分の行動もコントロールできてないのはヤバすぎないか?」
と。
今更?と思われるかもしれないですが、コレは本当に焦りました。
個人事業主だと、自分の行動が成果・収益にダイレクトに直結します。
しかも自分の場合は妻もいれば子供もいる。
さすがに自分の行動をまともにコントロールできないのはやばすぎるな・・・
と「やる気のでない理由や、やる気の出し方」を考えて突き詰めていった結果・・・・。
今では多少なり、自分自身のやる気をコントロールできるようになりました。
(もちろんまだまだな人間なので日々研鑽の毎日なんですが・・・)
本記事では、その際に実行したことや考えたことを元に
「やる気を出すために必要な行動と要素はなにか?」を記載していきます。
・やるべきことや目の前のやることはあるのだけどやる気が出ない。
・なぜか最近気力が起きてこない。
こういった状態の人の参考になれば幸いです。
やる気が出ない、動けないけど「変わりたい」人の前提条件
まず本記事の内容に当てはまる人を定義しておくと下記のような人になります。
- 「やるべきこと」「やりたいこと」があるのになぜか動けない人
- 「目の前のやること」はわかってるけど、なぜかやる気が出ない人
- 何かしらやりたいんだけども、何をしていいかもわからないし、動けない人
- 頭では動いたほうがいいと考えてるのに、いざ行動するとなると手が出ない人。
上記に該当する人の特徴としては「本当の意味でやる気がない人ではない」ことです。
だって、本当にやる気がなかったらなんの気兼ねもせずに寝てればいいわけです。ぐっすり寝て、その上でやる気が出たら動き出せばいい。
だけども本当はやる気を出したいのに、やる気が出ない状況に不快感を感じているから悩みがでてくるわけですよね。
仕事があったり、本当はもっともっと動いて現状を変えたほうがいいことを知っていたり、だけども動けない自分に嫌気が差してきて辛かったり、悩んだりする。
「やることはわかってる、行動したほうがいいのは知ってる」
「なのになんでこんなに動けないんだろう」
「なんで私は自分すらも動かせないんだろう。」
こういった思いから自己肯定感が削られていってしまいます。
更に考えちゃう人からすれば
「本当はやりたくないのかな?」
「いろいろ考えてもわからないし、疲れるな。もういいや。」
「あぁ、でもまた動けなかったな」
と一見出口のない思考の迷路に陥って、エネルギーを浪費する人もいると思います。
この気持はめっちゃわかりますし、実際この状態に陥るとなかなか前向きな思考を保つことも難しいです。しかし、こんな時にこそ思い出してもらいたいのは「思考の迷路の出口」は必ずある。ということです。
やる気が出ないと悩む必要があるかを精査しよう
まず、「やる気がでないスパイラル」に陥っている場合は自分が何に対してやる気がでないのか?を分類してみましょう。
やる気がないと悩む場合、なにかしら「やったほうがいいと思っている事」が一つや二つはあるはずです。
その中でまずは「最もやったほうがいいと思っていること」(以下、行動Aとします)に対して下記の質門を当てはめてみてください。
この3つの質門を投げかけることで「本当にやりたいことなのか?」を精査できます。
そもそもとして「本当に絶対にやらないといけないこと」は人生では多くありません。
もちろん「仕事」として請負っていて生活がかかっているものや、大切な人間関係を円滑に維持していくために必要な行動も有ると思います。
そういったことは「やりたいこと」になるでしょうし、大抵の人は無条件に行動すると考えてます。
上記の3つの質問の上で
行動Aが単純にやりたいことじゃなかった場合
この場合は対処法は簡単です。
「やりたくないことなので辞める」か「やりたくないけど必要なことだから感情を大きく入れずに対処する」かのどちらかになります。
ちなみに後者の場合で継続性が有る事柄の場合は「必要なことならばやりたいことなんじゃないか?」と問い直すことが必要になります。
とはいえ、先ほどの質門3つをくぐり抜けて、「やりたくないのに必要なこと」はそこまで多くないかと考えています。(そうであってほしいという自分の願望もあります)
少なくとも「本当にやりたいことじゃない」ならば「やる気がでない」と悩む必要はなくなりますね。
行動Aが自分で決めたやりたいことだけど動けない場合
「確かに絶対にやる必要はないかもしれないけど、自分がやりたいと思うし、その為にやるべき行動もわかっている。だけども動けない」
この場合は「やる気が出ない」と悩む必要があります。
で、こう言うとまた「思考の迷路」に迷ってしまうかもしれませんが、「行動Aはやる気を出す必要があるもの」だとハッキリと認識できただけで間違いなく思考は進んでいます。
行動Aはやる気を出す必要があるもの。
これがわかったならば、次のステップです。
※ちなみに、もし最低限のことすらまったく動けない、体を起こせない、ドアを開けられないなどの「明らかな異常」が有る場合は精神科に行かれることをおすすめします。
(本記事執筆者はカウンセラーや精神科医ではないため、明確な以上がある場合は專門家の意見に従ってください)
やりたいことなのにやる気が出ない場合は自分が何から逃げているのか?を疑ってみる
今までの流れで「行動Aに対してやる気が出ない」ことと
「行動Aはやる気を出す必要がある行動である」
ということがわかりました。
ココまで考えると不快感を感じる理由がわかります。
本当にやりたいことなのに、やりたくないという気持ちがある。
つまるところ、相反する考えを両方とも自分で持っているのです。
アクセルとブレーキを両方踏んでるから辛いわけですよね。
となると、次にやるべきことはなにか?
実際には「やりたい」のだからアクセルのみを踏みたい訳です。ならばブレーキを取り除くこと。
その為にはブレーキとなってる理由はなにか?を突き止めることが必要になります。
大抵の場合「頭ではやりたい、やったほうがいい」とわかってるけども「心の奥底ではやりたくないと願っている」パターンが多いです。
この場合、まず知るべきは自分の心の本音で「自分は何から逃げているのか?」を聞くことが解決への近道です。
人によっては「結果を出せない自分」かもしれませんし「今の現状を変えること」かもしれません。
人には「回避性」という現状から逃げる行動をとってしまう性質も備わっていますし。(人によって強弱があります)
ホメオスタシスという現状維持を求めて変化を恐れる本能も備わっています。
こういった可能性もみつつも、自分が何から逃げているのか?を見つめてみましょう。
今回は例として自分の例を下記に載せておきます。
「カッコ悪い自分」から逃げ続けていた自分の例
自分の場合は圧倒的に「かっこ悪い自分」から逃げていました。
当時の僕はひとまず仕事はやっているけども、時間的には余裕がある状態。
その時間の余裕を生かして、ブログを沢山書こうと考えていました。
しかし、いざPCの前に座るとやる気が消滅する。時間が在る時にはYoutubeをみたりアプリをしたり、別の仕事が入ったらやたらそっちに時間を使ったり。
今考えるとですが、あからさまに「ブログを書くこと」を避けていたのです。
睡眠時間も長くなり、食欲が増していることからも調子が上がってないことはあきらかでした。
(自身の傾向として、心が整ってない時には睡眠時間と食欲が上がる傾向がありました)
流石にそんな日を数日間過ごしてみると、「自分がおかしい」ことには気づけてます。
だけど、なにがおかしいのかがわからなかった。
そんな時に久し振りの質問を自分に投げかけてみたんです。
「なにかから逃げているんじゃないか?自分は?」と。
完全に自己対話の世界ですが、こんな感じの話が頭では繰り広げられていました。
心と頭での自己対話
頭「お前さ、なにかから逃げてるんじゃないか?」
心「・・・・・・そう、だね。逃げてるっぽい・・」
頭「マジかー。一体何から逃げてるの?」
心「・・・・・」
頭「(あ、これ確か具体例示さないと反応が返ってこないやつだな)」
頭「あれかな?現実に向き合うことからとか?やってみて、結果が出ない自分を突きつけられるのが嫌で逃げてる?」
心「・・・うん、そうだね」
頭「ふむ・・・・まぁ・・・嫌だよなぁ、それはたしかに嫌か」
心「うん」
頭「でもさ、なんだろうな」
頭「なんでそれが嫌なんだ?結果が出ないのがなんで嫌だ?」
心「・・・・」
頭「カッコ悪いのが嫌なのかな?自分のことをカッコ悪いと思うことが」
心「多分それかな。そんな気がする」
頭「・・・・・ふむ」
頭「ここ数日間動けなかったのはそれか・・・」
頭「うーん・・・なるほどなぁ。」
頭「思うんだけどさ。」
頭「今こうして動けてない自分こそ、1番カッコ悪いんじゃないかな?」
頭「回りがどうとかじゃなくて、今の自分の姿に自分が納得できてないからこうして夜に散歩して葛藤までしてるわけでしょ?」
頭「基本は共感するけどさ、それはさ、自分自身が間違ってる気がするよ」
心「・・・(そうだなぁ、でも動けないんだよなぁ)」
頭「それでいいの??」
心「・・・」
頭「本当にそれでいいのか?」
頭「自分が本当にその姿を望んでいるんだったら、別に何も言わないし考えないけどさ」
頭「そうじゃないんじゃないの?」
頭「やりたいことがあって、ようやく未来像をつかめて、ワクワク出来る状態になったわけだし」
頭「そもそも、こういう葛藤を乗り越えて、常に前向きで動けるような自分になりたかったんじゃないの?」
心「あ・・・!そう。。。だったかも・・・!」
頭「(あ、今の部分が刺さったかも?)だよね。あきらかに間違ってたでしょ」
心「うん」
頭「そこは間違えちゃいけない部分だと思うよ。」
頭「結局お前(心)が全てなんだよ。幾らこっち(頭)でいろいろ考えて案だしても心が乗ってなかったらなんにも意味がないのはわかってるじゃんか。」
頭「最近、やたらスピ系の話にハマってたのも、未来像ばかり考えていたのも、現実から逃げていただけでしょ。それじゃあ結局お前(心)が望むことにはならないことはわかってるんだからさ、向き合おうよ」
心「ああ、すまない」
頭「ちょっと、マジで反省しようよ」
心「ああ」
心「ごめん。向き合うところを間違えてたよ。反省する」
やる気が出ないのではなくやる気を出さないようにしているだけ
上記はあくまで自分の例であり、万人に当てはまるかはわかりません。
自分の場合は「現実を見て、カッコ悪い自分になること」から逃げていました。
自分が本気で行動してみて、それで結果が出なかったら「自分には本当に能力がない」ってことになる。その事実と向き合うことから、本音では逃げていたんですよね。
「何から逃げているのか?」は人によって様々です。
人によっては「結果と向き合うこと」かもしれないですし「新しい人と出会うこと」かもしれません。聞いた話では「自分は以前、女性と付き合うことから逃げていた」と話していた人もいましたね。
大抵の場合「何がブレーキなのか?」を知れれば、ほぼ解決しているも同然です。
なぜなら「やる気は出ない」のではなく「自分がやる気を出さないようにしていた」ことが多くの原因だからです。
その事実に気づいて、自分がなぜやる気を出さないようにしているのか?を知れば、もう思考の迷路の出口は見えてっます。
やる気を出さない原因がわかれば、人は勝手に行動する
そして自分が逃げてることを認め、何から逃げていることを知った後は簡単です。
やる気を出さないようにしている自分と徹底的に向き合うだけです。
「そのままの自分で本当にいいのか?」と何度も問いかけてみる。
本当の本当にそのままでいいのならば、それはそれでいいんですよ。
無理に動く必要がないとわかってスッキリするだけです。
何度も問いかけてみて「やっぱりこのままじゃ駄目だ!」と心から思えたならば、その時にはもう「やる気が出ないのはなんでだろう?」と悩む状態からは抜け出せているはずです。
そして最後に「実際に動く!行動しよう!」となったならば「今後絶対にやること」をちゃんと決めておきましょう。
ここまで考えてきたのならば強引に頭で「やる!」と決めるのではなく、心から「やる!」と決めれる行動があるはずです。
ちなみに自分の場合は当時「ブログでまず5万円を稼ごう」と目標を立てていたのですが、ココを大きく変更しました。
一応当時の考えかたとしても「未来的にブログで100万を稼ぐことは決めていた」のですが「まずは5万くらい稼げればいいかな・・・」とイマイチ覚悟が決まってなかったのです。
そして向き合った結果「覚悟も決めずに形だけ前向きにして日々を過ごす自分がカッコ悪いな」と思ってしまったので、目標を大きく変えて「ブログで100万円を稼ぐ!!」とどでかく書き出して紙に張り出しました。
そして、「そのために出来ることはなにか?」「必要なことはなにか?」もノートに書き出して、実際に活動し始めました。
そうしたところ、ブログの記事も大きく進むようになりました。
目標からの逆算や具体的な手順に関してはまた別途の記事で書いておきますが
「人は明確にやると決めたことしかやりません」し
「常に意識しないと決意もまた忘れてしまいます」
もちろんまたやる気が無くなった時は上記の手順を踏んで向き合えば復活できるのですが、何度も何度も自分と向き合うのは流石に時間がもったいないと思います。
なのでせっかく向き合って心からのやる気を出せたならば「絶対に自分がやること」を決めておきましょう。
やる気が出ない・動けない時の対処法まとめ
以上が、実際にやる気が出ない時・動けない時の対処法になります。
最後にまとめると
やる気が出ない時、動けない時には
- まず悩んでる「行動A」が本当にやりたいことなのかを精査する
- 本当にやりたいことの場合、自分が何から逃げているのか?を突き止める
- 逃げていることがわかったら、「本当に逃げ続けるままの人生でいいのか?」を考える。
- 「絶対に変える!やりきる!」と心から決意できたなら、「絶対にやること」を決めて行動する。
この流れになります。
一番のポイントは「やりたい自分もいれば、やりたくない自分もいることを認めること」だと考えてます。
大抵の場合「やりたい理由はメリットを頭で考えられる」のですが、やりたくない理由はなかなか言語化出来ずに気分や感情にしか現れないですからね。
「やったほうがいいのはわかってるのに、なんかやる気でない」時は
自分が動きたくないやる気を出したくないと仮定して、その理由を突き止めることから始めてみましょう。
あくまで一つのパターンではありますが「やりたいことがあるのになぜかやる気が出ない時」は「自分がやる気を出さないようにしているだけ」と疑うのは一つの手ですよ。
もし同じような悩みにぶち当たっている人がいたらご参考になれば幸いです。
最後に、補足事項を2点載せておきます。
やる気が出ない時のNG行動「気合いでなんとかする」
人によっては「いや、こんな時に感情に振り回されてるのは駄目だ!気合いで行動だ!」と自分を奮起させて動ける人もいると思います。
もちろん、時にはこの手段も有効では有るんですが「慢性的にやる気の無さに悩んでいる時」の場合。
基本的に「気合でなんとかする」はNGです。
心からやりたいと思ってない状態で無理に行動すると。
本来やりたかったことなのに「気合いでなんとかするもの」と頭に刷り込むようになりますし、最初に30の気合が必要だったものは次やる時には40の気合が必要になります。
仮にそれでうまくいったとしても「うまくいくためには辛いことを気合で乗り越えないといけない」という学習を自分の脳みそに教え込むことになります。
つまるところ、気合いで行動し続けると、やればやるほど辛くなっちゃうんですよね。
結果的に動けなくなった時によりダメージを食らうだけなので、絶対に気合いで乗り越えることはやらないようにしておきましょう。
現実に向き合わないことは悪いことではない。
本記事の途中で「自分は現実に向き合うことから逃げていた」と記載しました。
もしかしたら本記事を拝見されて「やっぱり現実には向き合わないと駄目だよね」と思った方に補足をしておきますと。
個人的には「本人が満足しているのならば無理に現実に向き合う必要はない」と考えています。
「夢を持ちつつも行動をしない状態」はある意味では「心の姿勢としては前向きな状態」とは言えます。
もちろん行動しなければ何かしらの成果も出ないですが、無理に行動してメンタルボロボロになるよりも、気持ちを前向きな状態で生きている方が幸福度は高いとも思うのです。
自分の場合は
「自分の心と向き合った際に『現実に向き合ってない自分のままだと嫌だな』と感じた」から「よし、現実に向き合おう!」と思っただけのことです。
人によっては「新しい挑戦のための充電時期」かもしれないですし、「行動Aは妄想でいいと思ってて、行動Bは現実に実現したいと思っているもの」かもしれません。なんにしても
「やる気が出ない・動けない時」には「まず向き合うべきは自分の心」
この部分が自分にとっては1番の重要ポイントだと考えています。