「自分にはやりたいことがない」と30年間思い込んでいた人間が、やりたいことを見つけた流れとポイントを解説します。
この記事の目次
やりたいことが見つからないと悩む人へ
この記事は やりたいことがないと悩む人へ
「やりたいことを見つける力をつけると凄い人生楽しくなるよ!」
「だから見つける能力を鍛えよう!出来る限りの方法は教えます!」
「やりたいことが見つからないで苦しんだ気持ちがわかるからものすごく応援してる!!」
と伝えるための記事になります。
いきなり自分語りになりますが、僕はやりたいことを見つけるまで30年間かかりました。もう少し詳しく言えば「やりたいことを見つけないと!」と意識してから見つけられるようになったのにも1年8ヶ月間かかってます。
ぶっちゃけ「やりたいことが見つからないと悩む人」がすぐ変わるのか?すぐ自身の道を見つけて動けるようになるのか?って言ったらそんな簡単なもんでもないのかもしれません。
僕みたいに1年以上掛かる人もいれば、人によっては3日で習慣化するのかもしれません。この時間間隔は人によって違うのでしょう。
ただ、少なくとも「やりたいことが見つからないことに悩み、どうにか見つけられたような気がする自分」だから伝えられるものが有る気がしています。
「やりたいことがない」「生きる理由ってなんだろう」
今悩んでいる人に何かしらのきっかけとなる言葉が届けば幸いです。
やりたいことがなくてもいいと、20代前半で思っていた男の末路
「君は何をやりたいの?」
この言葉を聞いて即答できる人が世の中にはどれだけいるのでしょうか。
少なくとも自分は答えることが出来なかった。絶対にやりたいことなんてなかったし、それでいいと思っていました。
20代前半時は会社のためにひたすらに人生を費やした。
学歴もなく、結果も出せないビジネスマンだった自分を拾ってくれたIT関係の会社。
創業メンバーだったことも有り、がむしゃらに働き、それなりに自己肯定感は満たされました。
「やりたいことなんてなくても目の前のことを全力でやれば人生はうまくいくよ」
少なくとも、25歳まではそう思っていたし、信じていました。
それから5年が過ぎ・・・・。
気づけば自分は多くのものを失っていました。
経営に関わっていた会社は逃げるように辞め、最初は貰えていた仕事も自分から手放してしまった。会社のためだと頑張れていた自分は自分のためだとなんにも頑張れなかった。
貯金はすぐに尽き、必死に家計をやりくりする生活が始まった。
好きなことで生きようと思って事業に挑戦してみたものの、上手くいかずに借金が増えた。
お金もなくなり会社で働こうとしたが、結局人間関係が嫌になり2週間で辞めてしまった。
子供もいる。家族がいる。だけども何がやりたいかわからない。守らないといけない人がいるのに目の前のことに全力で頑張れない。我慢ができない。
人生詰んだかも。
30歳という若さでそんな事を思うのはあまりに悲観的すぎるかも知れません。
だけども「やりたいことがない」のに「やりたいことがなければ本気で動けない」
「目標を決めないと動けない」のに「目標を作ることが出来ない自分」はもうどうしていいのかわからなくなってしまっていたんです。
やりたいことはそもそも人生において必要なのか?
「やりたいことを見つけたほうが人生は楽しくなるよ!」
こういった意見は世の中には多いように感じてます。自身がやりたいことに悩んでいるからかも知れないけども一般的に見ても
やりたいことは合ったほうが良いよ
自分自身のやりたいことが大事だよ
やりたいことを見つけないとなんにも上手くいかないよ
こんな意見はインターネットでも本でもありふれています。
そんな中、自分自身はこんな世の中の風潮に間して若干否定的でもありました。
「やりたいことが大事!って言うけどさ、それ結局【自分は】って話でしょ?俺はそうじゃないかもしんないじゃん」
こんな感じで斜に構えて見ていたんですよね。
ただ、30年生きてきて、個人事業主として3年位「やりたいことが必要なのか?」に向き合ってきて気づくことになってしまった。
「人生において自分のやりたいことは絶対に必要だ」
むしろ、見つけなければ幸せにはなれないレベルの話だということに。
前述しましたが、自分自身も「やりたいことがないこと」にはものすごく悩んできた自負があります。
会社に勤めていた頃・・・会社の方向性と自分がやりたいことが一緒だった時は「やりたいこと」なんて考えなくたって目の前のことを一生懸命やればよかった。
だけども、会社の方向性が自分の行きたい方向性とズレた時、「会社のため」でしか生きてなかった自分はどうしていいかわからなくなってしまった。
「何かが違う」ことはわかるけど「やりたいこと」はない。このズレを自覚も出来ずに会社を辞めてしまった。
そして個人事業主になってからはより「自分のやりたいこと」がないと生きることすら出来ないと痛感することになりました。個人事業主もフリーランスも経営者も自分で自分の仕事を作り出す人種です。
「何をやりたいのか?」がなければそもそもの行動の動機がなくなってしまう。
一時期は「やりたいことがある人」のことを
あの人は欲がある人だから
あの人は志で生きる人だから
と自分とはタイプが違うと割り切っていた時期もありました。だけどもこの考えも間違っていたようです。
確かに人によって欲が強いタイプ、志を掲げて強く生きる人がいるのは事実です。そんな人と自分を比べた時に「自分は欲がないな」と思う人も多いのかも知れません。
しかし、今自分はそんな「欲がそこまで無い人」だからこそ人生においてやりたいことを見つけたほうが良い。
と間違いなく確信しています。
やりたいことをなぜ見つけないといけないのか?
まずはその理由に関して自身の経験から3つほど述べさせてもらいます。
やりたいことを見つけなければいけない3つの理由
やりたいことがないと、自分の人生が他人任せになる
僕は元々周りの顔色を伺い、周りのためだけに生きてきた人間でした。20代前半にはありがたいことにIT会社に拾われ、ひたすらに会社(周り)の為だけに動きまくってました。
その時には仕事もあったし、成果も出せた。結果的にNo2として会社内では優遇されるポジションや給料も貰えていました。
だから、「やりたいことなんてなくたっていい」と信じて疑わなかった。
だけども前述の通りで、それだけだと結局ダメでした。会社の方向性が大きく変わり、自分が納得してない事業をしている中で僕は「愛着があるから」だけで会社に残る選択を選びました。
結果的にパフォーマンスはどんどん落ち、給料も下がり、社員からの評価も地に落ちました。ほとんど病みかけの状態になり、最終的には逃げるように会社をやめることになりました。
そして、そんな流れでなし崩し的に個人事業主になりました。
「色々経験は詰んだし、コレから苦労することもあるけどもうまくいくだろう。」
そう信じてました。実際多少なり結果が出たことも有りました。
しかし、結局は頂いた仕事は自分から手放してしまい、自分から孤独になりました。
周りから頂いた仕事も長続きしませんでした。一念発起してYoutubeに挑戦するも上手くいかず、借金が増えました。周りのうまく折り合いがつかず、人が離れていきました。人生初の会社に就職するも人間関係で2週間で辞めてしまいました。
もちろん、これらうまくいかないこと全ての原因が「やりたいことがみつけられなかったから」で片付けられるわけではありません。
しかし「やりたいことを見つけられなかったこと」が大きな原因の一つであることは紛れもない事実です。(それ含めて自分の未熟さと実力不足だと捉えています)
会社に居て、会社の事業の方向性が自分と合っている時は「やりたいこと」がなくとも、やりたい仕事が目の前にあって「偶然」徳を積むことが出来て幸福度の高い生活が出来ました。
しかし、方向性が変わってからは目の前の仕事はやりたくないものに変わりました。
- 独立してからも「やりたいこと」がないから何をしたいという気持ちが沸かない。
- 目の前のことが「面倒だ」と思ったら避けてしまう。
- 子供もいるし奥さんもいるのに何もしないでボーッとして過ごす1日がある。
「やった方が良いこと」はわかるけど「やりたいこと」がない。わからない・・・。自分が何のために生きてるのかが腑に落ちてない&決まってないから目の前の感情だけで動いてしまう。
そんな生活を送ってしまっていた。
結局「やりたいこと」がないと自分の人生の幸福度が他人任せになってしまうのです。
自分の幸せはそもそも自分で掴むものだし、自分の人生の責任は自分にあるものでしょう。
「やりたいことがないと自分の人生が他人任せになる。だったら、やりたいことを見つけないといけない。」
「結局自分がやりたいことを決めないから、ずっと苦しい」のだと。
そう思えて初めて僕は「やりたいことを見つけよう」と心から决めることが出来ました。
やりたいことが明確にわかると、あらゆることにブレにくくなる
そしてやりたいことを自分で見つけられるようになった今ですが
冗談抜きに、ものすごく人生が楽しくなりました。
もちろん、嫌なことや面倒なことは沢山あります。疲れることもあるし、腹が立つことも全然ある。
だけども
「しっかり自分の人生を今俺は生きているな。」
「毎日を出来る限りやりきって生きているな。」
「自分が活力持って動く為に自分自身がやりたいことを見つけられているな」
と100%思えています。
また以前は1日の感情や調子で1日のパフォーマンスの上下が激しかったのですが、調子の上がり下がりやムラが少なくなりました。
20代前半の頃は「人を大切にしたほうがいい」「礼儀は何よりも大切」「毎日パフォーマンスを整える」をなんとなく守ることが出来ました。
しかし、20代後半になり、自身の経験を積んだり多少の時間の自由があると「なんとなく努力する」ができなくなってきてしまいます。「何のために?」が腑に落ちてないと心を入れて行動することが出来ないんですよね。
「やりたいこと」を見つけられるようになったことで、自身の行動に「納得」して行動することが出来るようになりました。
例えばやりたいことの1つに「多くの人を出来る限り笑わせてから死にたい」という目標が合ったならば、「感情に任せて人に怒りをぶつけること」や「調子の左右されて人に迷惑を掛ける事」は相反することとなります。
となれば、「怒りを感じたときにそれをぶつける人間でいるのか?」
「それとも別の手段で発散してよりうまくいくような手段を取れる人間でいるのか?」
これが考えられるようになり、感情で行動が左右されることが大きく減りました。(お恥ずかしながら、以前までは我慢して我慢して結局爆発して。を繰り返してました)
また、「今日調子悪いなー」ということも無くなりました。
確かに疲れてる日やパフォーマンスが低い日はありますが「調子」という感情の上がり下がりに頭の回転力が左右される要素が大きく減ったと考えてます。
むしろそういう日を減らさないと目標に届かないので、極力毎日高パフォーマンスでいようと心がけられるようにもなりました。
やりたいことが決まると、生きる意味が出来て楽しくなる
最後にこれです、先程も書きましたが。やりたいことが出来ると単純に生きてて楽しくなります。
例えば「やりたいことがないなー」とぼんやり考えて生きているのと
この先生きていったら「英語がペラペラになって、筋トレしてムッキムキになって、海外移住を経験して、月に500万は自動で収益が上がる状態になって、サイトM&Aも経験して、世の中に価値提供し続ける何かを作って、時分の自己肯定感も常に上がり続けて、能力も常に上がり続けて、その上で友達にも恵まれて、世の中の色んな事を知って・・・」
やりたいことをすべてやれる人生。
「どっちの方向に向かって生きたほうが楽しいですか?」と言われたら間違いなく後者ですよね?
そして、この後者の人生を送ることを出来る限り信じると決めて信じています。
ただ・・・勘違いして欲しくないのは別に「夢は信じれば叶う!」と言いたいわけでは有りません。
正直、実際に出来るかどうか?なんてのはどうでもいいんですよ。
大切なのは自身がやりたいことに向かっていけている実感です。
やりたいことがあり、そのために每日没頭して充実した日々を送れている。
そう自分が思えるならばそれは素晴らしいことだし、この実感を得るためには向かうべき目標が必要です。
向かうべき目標とは「やりたいこと」なのだから、やはり「やりたいこと」は誰しもが見つける必要があると考えてます。
やりたいことが見つからない、考えてもわからない
しかし、しかしです。
実際問題として「やりたいことがわからないって人はきっと多い」です。そしてわからない方って本当にどれだけ考えてもやりたいことが出てこないんですよね。
この気持ちは凄いわかります。
「そりゃもちろん多少の贅沢はしたいけど、今より上がり続けたり、または現状維持でのんびり暮らせるなら全然いいんだよなぁ」
やりたいことを聞かれた時にこういった答えを出す方も多いのではないかなと。(自分はそう思ってた)
それこそグーグル検索で「やりたいことがわからない」と調べても自分探しの旅に出る。とか内面を見つめる。とかそんな記事ばかりですからね。やりたいことを見つけるための方法15選!!とか。
実際、これらの話が全て役に立たない、間違ってるなんて思わないですが、「本当に考えてもわからない状態にある人」を救うきっかけにはなりえないなと考えてます。
僕自身も自分のやりたいことがわからない時にそういった記事は読み漁ったが結局役に立ったか?と言われるものはNoでした。
やりたいことがない。
考えても出てこない。
やりたいことを見つけろ。と言われてもなんで必要かもわからないし、見つけ方もわからないしめんどくさい。
となれば自分の本当にやりたいことに関して
「やりたいことがない」ままでいいよね。と考える人が多くなるのも頷けます。だって面倒くさいじゃないですか。
ただ・・・・
残念だから前述通り、やりたいことは絶対に見つけたほうが良い。
ここからは、なぜやりたいことが見つからないのか?
やりたいことを見つけるためにどうしたら良いのか?に関して僕自身が実際に見つけてきた流れを出来る限り細かく書いていきます。
やりたいことが見つからない、出てこないのはなぜなのか?
結論から伝えます。やりたいことが見つからないのは
「やりたいことを作る脳みその筋力」が足りてないからです。
少なくとも自分自身に関しては「自分が30年間やりたいことが見つからなかった」のは単純にこの脳みその筋力不足だからだと考えています。
よく言われるやりたいことが見つからない理由としては
「好きに生きていないから」
「自分が我慢しているから」
「まだやりたいことに出会ってないから」
「そもそもやりたいことがないから」
こういったものが上がりますが、実際にはこれは本質的ではないなーと。(完全に間違ってるわけではないとも思いますが)
例えばベンチプレスの例を出せば、バーベルを持ち上げるのはフォームがおかしいからとか握り方がおかしいから!上げる気がないからだ!とかも間違いではないんでしょうが
そもそも筋力がないとバーベル上がらないよね?って話なんです。
やりたいことをみつける。ってことも同じで「やりたいことを見つける脳みその筋力」があるとすぐ見つかるし、むしろやりたいことがどんどん出てくるようになるんですよ。
決して本人にやりたいことがないわけじゃないんです。ただ見つける能力値がLv1で見つからないだけなんです。
そして「筋力」と例えてるようにこの力は鍛えられます。
つぎに「やりたいことを見つける脳みその筋力」の鍛え方をまとめておきます。
やりたいことを見つけるためのおすすめの脳トレ方法
死ぬ前にやりたいことを紙に書き出してみよう
まずはこれで、「自分が死ぬまでにやりたいこと」をひたすらに箇条書きで紙に書き出してみましょう。
海外移住したいでも、フィンランドのサウナに入りたいでも、芸能人と付き合いたいでもなんでもOKです。
馬鹿らしいし、自己啓発セミナーでよく聞く内容だと思うかも知れませんが。これ、効果はあるんですよ。
誰に見せるものでもなし、実際にやるかもどうかも後で決めればいいんです。とにかく欲望や自分の夢のままに想いを書き出しまくってみて下さい。
やってるとそのうち「あれ・・・これ本当に自分がやりたいことなのかな?」って迷うものも出てきます。例えば数億の豪邸に住みたい。って書いたけど、実際はそんなでもないな・・・。〇〇さんの影響だったな。みたいな。
こういった感情も全部無視でOKです。
そもそも誰かの影響があろうが「一度やりたい」と思ったその気持は嘘じゃないはずです。
ここに余計なフィルターは不要です。想像の話だから「今不可能だと思っていても」やりたいと思ったら書くのが大事なんですよ。とにかくやりたいことを書き出しましょう。
さらにいえば、ココで書いたやりたいことは「何歳までにやりたいのか?」も書いておくと良いです。
それこ海外移住を経験する。にしたって40までにやるのか、60歳でもいいのか?だと全然違いますよね。
やりたいことにも、よくよく考えると自分なりの期限があるはずです。もし出せるならば、その期限まで設定してみましょう。
死ぬ時にどんな状態で死にたいか?を「映像」で想像してみよう。
そして、次に决めるのは人生のゴール地点です。
まず前提として僕らは毎日「死」に向かって生きてますよね?
寿命ってものがある限り、僕らの人生のゴール地点ってどうあがいても「死」になります。ちょっと怖い話っぽくなりますが、人は死にます。それは頭では理解できるし心でも納得はしてるはずです。
「人生」は「今から死ぬまでの時間」である。
すんごいアタリマエのことなのですが、まずはこれを意識してみて下さい。
そして自分が死ぬ時にどんな状態で死にたいのか?を考えてみましょう。
- 「大体何歳くらいまでは生きたいな」
- 「88歳で死にたいな」
- 「とりあえず多くの人に悲しんでもらいたいな」
- 「死ぬときまでにはこういう事を達成しておきたいな」
とかそんな感じでOKです。
具体的であればあるほど良いのはもちろんですが、最初はざっくりで問題有りません。
例えば何人に?どんな人に?どんな場所で葬式上げるの?とか具体的なものは毎日考えてれば勝手に補完されていきます。
まずは考えることがスタート、具体性は考えてれば勝手についてくるので「なんとなく死ぬまでになっておきたい状態」を決めてみましょう。
※もちろん技術が発達して寿命が大幅に伸びるかもなんて話はありますがそれも一旦無視でOKです。仮に寿命が200年伸びるならばそれは伸びた時に考えればいいわけです。
大抵の場合日本人の平均寿命からすれば男性は80歳、女性は85歳で死ぬ状態になるのでそれくらいでイメージすると良いと思います。
死ぬ時に理想な状態で死ぬと决める。やりたいことは全部やると決める。
次にこれで「先程書いた「やりたいこと」は死ぬまでに全てやる!!」と「死ぬまでにこういう状態になる!」と【决めましょう】
「决める」というのは「そうなればいいなー」という想像やぼやーっとした感じではなくて俺は絶対にそうする!と決断することです。
「稼ぎたい」と「稼ぐ」は違うとも言われますよね。
願望って、決めないと目標にならないんですよ。順に言えば、やると決めたその瞬間から夢物語は目標に変わります。
「出来ないから諦めよう」と考えていた脳みそが「やるならばどうしたらいいか?」にフォーカスし始めます。夢が目標に変わったその時から人は現実的な行動を目標に向けて起こし始められるんです。
で、この話をすると「决めることが出来ない」という人がいます。
そんな人に伝えたいこととしては「決めたからといってやらないといけない」ってわけじゃないですよーってことです。
物事を决めることを怖がる人って真面目な人に多いです。その理由が「決めたらやらないといけない」と考えているパターンも本当に多い。ハッキリいいますがこの強迫観念をもつ意味は一切ありません。
例えば「ボクシングで世界チャンピオンになる!」と決めたとしましょう。そのために全力でトレーニングを積み、試合に出て、他にもたくさんの経験を積んだとします。
その過程で自分が本当にやりたいことが「ボクシングで世界チャンピオンになる」じゃなくて「格闘技に関することで人を救う」ならば目標を切り替えればいいじゃないですか。
それを「逃げ」とか言う人もいるかも知れません。だけど自分が色んな経験を積んだ上でのやりたいことが変わったならば変更するのは全然ありです。
自分との約束だからやると決めたことに全力を尽くすのはもちろんです。
しかし、人は成長しますし変わります。「決めたことは全部やりきらないといけない」って考えていたら、やりたいことを出せば出すほどつらくなるじゃないですか。それじゃあ本末転倒です。
「やりたいことを絶対にやる!」と决めることと「特定の〇〇を絶対にやる!」と决めることはイコールでは有りません。
大切なのは「やりたいことは絶対に全てやる!」と決めること。
本来これはワクワクする事なので(だってやりたいことが出来る人生って良いことじゃん)もしワクワクしないならば、何かしら自分が頭で作った固定観念を疑って解きほぐすことが必要になるかも知れません。
実際には「やりたいことをやる!と決めるだけ」です。気楽に行きましょう。
毎日、このゴールを想像して、自分は何のために生きてるのか?を想像する
最後・・というか毎日行うことが「何のために生きるか?を想像すること」です。
ビジネスマンならば一度は聞いたことが有ると思いますが「逆算思考」ってあるじゃないですか?
目標に到達したいならば現実から一歩一歩を考えるのじゃなくて、ゴールから逆算して階段を作って進んでいくことが大切ですよー。ってやつ。
正直、僕はこの「逆算思考」のこと、人生に必要ないって思っていました。
とにかく目の前のことをやっていくことが大事、ひたすらに積み重ねれば、なんとかなる・・・・。
そう思っていたんですけど、残念ながら「逆算思考」は必要でした。
というのも、例えば現時点の僕が月収500万を自動で稼ぎ出す。って、現状から考えたらイメージが全くつかないんですよ。
だって普通に考えて月に500万ですよ?突拍子もない数字ですし、現状生きるのに手一杯の自分から一歩一歩階段作るのは難しいです。多分積み重ねていく内にどんどん違う方向に進んでいってしまう気がする。
だけどね、未来から考えるとなんとなく一本繋がった道を思い描けるんですよ。仮に間違った方向の道に進んでしまったとしてもその先が目標地点に繋がってると思えたら修正できる。
これが本当に不老不死でいくらでも積み重ねてOKだったらこんな階段や逆算思考なんてしなくとも、ただひたすらにやりまくればいずれは届くでしょう。
しかし、僕らには寿命があります。紛れもなく時間の制限が存在しているんです。
受験勉強と同じです。時間の制限がなければひたすらにどの教科も覚えるまで勉強し続ければ点数は上がり続けます。だけども受験生には限られた時間しか無い。
だから効率を考えて、目標点数を決めて逆算して、適した方法を模索して勉強する人がうまくいく可能性が高いんです。
ココでがむしゃらにやりまくって上手く行った人ももちろんいますしその努力は素晴らしいですが、逆算したほうが可能性は絶対に上がります。
これを人生でも落し込むイメージです。
自分は死ぬ時にこういう状態になりたい、そのために死ぬまでにやりたいことをやるために生きてるんだ。そのやりたいことはこれらだ。つまりやりたいことをやるために生きてるんだ。
と落し込む作業を毎日考えて、毎日想像するんです。
これはマジで毎日何回でもやっていいです。
必要ならば数回、数十回、数百回やってるとかいう人もいました(本当にそうかは知らないです)
最初はもちろん意味があるかもわかりません。むしろ上手く出来ないことが多いでしょう。それでも何度も何度も想像し続けて、心(感覚的には胸)が未来と繋がっているのか?を考え続けていってください。
そうすると、段々とですが自分自身が何のために生きているのか?未来と今が線で繋がっているのか?感覚的に分かるようになってきます。
そこまでは大変かもしれないですが、一度コツを掴むことさえ出来れば後は物凄い楽になります。
自分の場合、毎朝20〜30分散歩の時間を取って、歩きながら出来る限り想像するようにしています。心が未来につながってるのか?ワクワクしてるのか?
時に立ち止まって朝日を浴びながら内面と向き合って心を整えてます。
後は日々仕事する中でもふとした時に「死ぬ時の状態」を想像したり、未来から逆算して繋がってるよね?と胸に問いかけるようには意識してます。
割とやべーこと言ってると思われるかも知れないですが、この習慣を始めてから明らかに仕事のパフォーマンスは上がりました。
やりたいことも出てくるようになりましたし、結果的に脳みその筋力を底上げするのに繋がってる感がありますね。
やりたいことが見つからない人もやりたいことは見つかります。
これらのことを毎日やっていくとやりたいことがないと思ってる人でもやりたいことは確実に見つかります。
「毎日、自分が何のために生きるのか(どんな状態の死を目指すのか?)」を考えるわけですから、「やりたいことを見つけるための脳の筋肉」が鍛えられていくんですよ。
やりたいことなんてのは高尚なものでもなくてなんでもいいんです。
いい家に住みたいでも。良い服を着たいでも、歯の矯正をしたいでも、脱毛したいでも、美人とつき合いたいでも、芸能人と話したいでも、悠々自適に暮らしたい、海外移住したい、旅したい、世界遺産みたいでもなんでもいいんです。
なんでもいいんだし、できなくてもいいんだから、
「やろう!」と決めて毎日没頭してたほうが人生楽しそうじゃないですか??
あとは
やりたいことを「自分は必ずやれる」と信じること。も大事です。
途中軽く話しましたが「自分がやりたいことを全部やれる!」と心から信じてないと意味はないです。
「夢は信じれば叶う」じゃないんですよ。「夢は信じないと叶わない」んです。
やりたいことをできる!と信じてないのに努力しても絶対にやりたいことは出来ないんですよ。だって「信じてない」ってことは何のために努力をするのか?がすでにズレてるから。
「テストで100点取りたい!」と話しながら自分が「でも100点は無理だろな、85点がせいぜいだろな」って思ってたら最高点は85点になりますよ。
思うに「本当にやりたいことをみつけたい」ならば「心の保険を捨てること」が大切です。
どうせうまくいかないんだろうな。でも結局これやってもな。みたいなね。もちろん気持ちはわかりますよ。心に保険かけておきたい感覚も痛いほどに理解できるので。
ただ、残念ながらやりたいことをやるならばできると信じないと、本当の意味で気持ちは乗らないし、楽しくないし、やりたいことは出来ないです。
そうして出来ないうちに「やっぱりこういうの考えても無駄だよ」と考えて元に戻っていきます。
結局の所、誰を一番信じないといけないのか?っていったら自分のことなんですよ。だって考え出したやりたいことは「自分のやりたいこと」なんだから。
たとえ世界の多くの人があなたがそれをやれる!と信じてても自分が信じてなきゃ絶対にできません。順に言えば、誰も信じて無くとも自分が信じてたら出来る可能性が生まれます。
本気で信じてたら100%出来るなんてわけじゃないけど、信じている以上は目標に近づくスピードも高さも変わる。そういうもんです。
「夢は信じたら叶う。」ではありません。「信じるところがスタートライン」です。
やりたいことがないという人ほど無限の可能性を持っている
以上が、僕が実践して「やりたいことを見つける方法」だと自身で考えていることになります。
実際のところ、この方法ですべての人が自身のやりたいことを見つけられる。とは思ってはいません。
ただ、少なくとも「やりたいことが見つからないことに悩み、どうにか見つけられたような気がする自分」は「毎日考えて脳みその筋力を鍛えればやりたいことは見つけられる」と信じてます。
そして今悩む人が本当に自分がやりたいことを見つけて「何のために生きるのか?」が腑に落ちた時、それまで迷っていた分無敵の力を手に入れられると考えてます。
だって今まで他者のために生きてて、本当の自分の軸がわからないながらに頑張ってきたんですよ?
そりゃ軸が決まれば百人力でしょう。
変な話ですが、僕自身はそういう夢持って前向きで楽しい人と関わっていきたいと思っているからそういう人が増えてくれるとすごい嬉しいなーと考えてます。
いきなり最初からわかってたわけではなく、四苦八苦して悩んで見つけた人だからこそ、伝えられるものが有ると信じてます。
「この記事がきっかけで自分のやりたいことが見つかりました!」なんてことがあるならばそれほど喜ばしいことは有りません。ぜひ酒でも飲みに行きましょう(あんまり飲めないけど)
気持ちのままに書いたので、誤字脱字もあれば伝わりづらいところもあるかも知れません。その場合は遠慮なくお伝え下さい。
それでも自分のやりたいことがわからなくなった時、わからないとき、わからない人を見つけた時、そんな時には是非、この記事の存在を思い出して頂ければ幸いです。
ここまで長い文章を読んでいただき、本当にありがとうございました!