自分は何のために生きるのだろうか?
30代を越えると誰しもが一度は考えたことがある問いだと思います。
特にフリーランスや個人事業主として活動していると、なまじ時間が出来た時にこの思考の迷路に迷い込みます。
- 色々やってきたけど全然上手く行かない。
- 「今度こそは!」と本腰を入れたけど結局ダメダメだった。
- やりたいことが大事と言われるけどやりたいことなんて全然見つからない。
例に漏れずフリーランスである自分自身もこの悩みに数えるのも飽きるほどぶち当たりました。
むしろ今もぶち当たり続けていますが、そんな時に少しだけ自分の先を明るくしてくれたのは「何冊かの本」の存在が大きいです。
今回は人生に迷った時、自分自身が読んで行動が変わった、涙を流した、心が動いた本7つをご紹介します。
気になった本がありましたら、是非手にとって読んでみてください。
この記事の目次
本が読みたくなる本「レバレッジ・リーディング」
まず始めにおすすめしたいのは「レバレッジ・リーディング」
この本を読むことで「本を沢山読みたくなる気持ち」になれます。
レバレッジ・リーディングは一緒にビジネスをしている知人からの紹介で知りました。
当時の僕は事業がうまく行かなくて退却した後、必死になって動き回っていたことから、当時数ヶ月間は全く本を読んでいない時期が続いていました。
おすすめしてたからなんとなく
という理由でレバレッジ・リーディングを読んだのですが、読んだ後は
今丁度時間があるし色んな本を読んでみよう!!
と本への情熱が奮い立った状態にしてくれました。
レバレッジ・リーディングはいわゆる「本をたくさん読むことのメリット」や「多読をすることの価値」を伝えてくれています。
「読むことが楽になる本の読み方」も教えてくれるので、読書そのものに興味がある人にもぴったりです。
直接的に人生の悩みを解決してくれるわけではないですが、「人生の悩みを解決する本」への道を大きく開いてくれる本になります。
まずは本を読む気力を高めるのにおすすめです。
凡人こそ読むと救われる「天才を殺す凡人」
本書の主人公は、35歳の青野。上納アンナ(以下、アンナ)の才能に惚れ込み、彼女が社長を務めるテクノロジーカンパニーで働いている。
天才を殺す凡人の要約
あるとき週刊誌に、アンナのネガティブな面を強調したインタビュー記事が掲載されてしまう。社員たちからは「上納アンナは死んだ」という発言が聞かれるようになり、彼女の才能を信じ続ける青野は、社員たちから冷ややかな目で見られるようになっていた。
天才が今、殺されようとしている――だが青野には、どうすることもできない。
本書は上記の青野が凡人としての思考を学び、磨いていき、天才である上条アンナを支え・救うために活動していくストーリーになっています。
この本が発売されたのは4年以上前、当時ベンチャーを辞めたばかりの自分は「天才の社長を支える創業メンバー」のストーリーから、主人公の「青野」に強く共感を抱きながら読んだことを覚えています。
この本では人のタイプを「天才・秀才・凡人」と定義しており、それぞれの社会的な役割と秀でた能力に関して詳しく書かれています。
読むことで自分自身がどのタイプなのか?どういった行動をしていけば良いのか?が具体的になりますし、そりが合わない人とのコミュニケーションも学べます。
4年前に読んだ時には自分が「凡人」ということを強く実感したのですが、先日読み直してみた所「絶対に磨かないといけない凡人の武器」に気付かされ、読みながら涙を流しました。
読み直して気づきが再度あったことからしても、間違いなく名著だと思います。
ストーリー調で読みやすいのもおすすめポイント。読んでない方は一度読んでみてください。
読み返した時にまさか泣くとは思わなかったです。
前向きな脳の作り方が科学的にわかる「幸福優位7つの法則」
人は成功したから幸せになる。のではない、幸せで在るから成功するのだ。
「幸福優位7つの法則」は人生において重要な「幸福感」に関して徹底的に研究を重ねた結果を記載した本です。
よくあるスピリチュアル系のような「感謝が大事!」「幸せであることが大切!」「人生は成るようになる」といったふわっとした内容ではありません。
ハーバード大学の教授が実際に「幸福感」に関して研究した、様々な実験やその結果を伝えてくる「データで幸福感に関してゴリゴリに殴ってくる本」です。
海外の著者の翻訳書にある傾向として「著者の主張よりも事実ベースのデータの記載が圧倒的に多い」です。
この本も例に漏れず、様々なデータや実験の数々を元にして「幸福感」の正体を伝えてくれてます。
実験データの中には「前向きな脳みその作り方」に関しての研究データも有り、実際この本の内容を取り入れるだけで「ネガティブな思考がすぐ浮かぶ脳みそを、前向きな脳みそに変えるのは一日5分で十分」だとわかりました。
今も毎日その習慣を取り組んでますが、「これで気持ちが前向きになるならすげーラッキーだな」と思えてます。
悲観思考な方はもちろん、現実的に「幸福とは?」を理解したい人にオススメです。
人生の大部分で適切に【前向き・幸せ】を感じることは訓練次第で出来ると思えた本です。
一日5分、よかったことを3つ洗い出す習慣は1ヶ月続けてますが、めっちゃ良い感じです。
何かが胸に残る本「道に迷う若者へ」
この本を読んだのは知り合いから「成功のバイオリズム・超進化論」という本をおすすめされた後。
上記の成功のバイオリズムの筆者である田中克典さんが、手売りで全国を歩いて1万冊を売り回った本です。
読んだ感想としては「不思議な感覚」でした。
強い言葉はあれど押し付けなどは一切ありません。
2013年に書かれていたのにも関わらず「2023年の今書いたようだ」と思う部分もあれば、「少し価値観としては古いのかも?」と思うような箇所もあります。
明確に
絶対に役に立つから読んでみて!
とはいえないのですが
人生に迷った事がある人は一度は読んでおいたほうが良いかも
といえる本になります。
実際に、人生に迷う人にこそ届くような力強い言葉が書いてあるのは確かです。
この本が自分の人生のためになった!と言えるかどうかは、これからの自分の生き方で決まるのかもしれません。
今回ご紹介した本の中で、もっとも不思議な気持ちになった本なのでご紹介させて頂きます。
ストーリーで生き様が心に染みる「竜馬がゆく」
ベンチャーを辞める直前、病みかけてた心の支えとなっていたのはこの本でした。
日本でも屈指の偉人として知られる「坂本龍馬」
彼の人生をストーリーで追体験することで
- 真のリーダーシップとは何か?
- 逆境でも折れない人間とはどんな人間か?
- 人が集まってくる魅力とはどこにあるのか?
を考えさせられることになります。
読んでからわかったことなのですが「竜馬がゆく」は世の中の経営者の中でも人気の小説とのこと。
下手な自己啓発本を読むよりも人生に役立つ人は多いかと。
ストーリーでリーダーシップやマネジメントを知りたい方。歴史好きな方にはおすすめです。
坂本龍馬が実は剣豪でもあったことにも驚きました。歴史小説好きにおすすめ。
良い意味で平凡で実直な投資家を知れる「人生と財産」
日本の資産家の一人で、実業家の顧問として名を残している本田静六さんの名著。
読んだきっかけは忘れてしまったのですが、今までの投資家と言われる方の本の中で「最も実直であり、最も共感を覚えた本」だったことを覚えてます。
- 働いた給料の4分の1は貯蓄に回す理論
- 徹底した節制はしつつも、旅行などに使うときにはお金を使う思考
- 変な飛び道具は使わずに、徹底して実直な道を歩き続ける生き様
歴史に名を残しているような方なので決して凡人ではないことは承知の上ですが、その上でも「凡人の成功の一つのロールモデル」を学べる本だと思います。
なんとハードカバー本は現在Amazonで1万円近く。
文庫版も出てますので、気になる方はこちらから見て頂くと良いかもしれません。
(KindleUnlimitedなら無料で読める状態でした)
人生で一番高い本でしたが、その分の価値はありました
頭がスッキリするメモの方法を学べる「ゼロ秒思考」
最後にご紹介するのが「メモ術」を教えてくれるゼロ秒思考。です。
この本をおすすめしてくれたのは最初にご紹介した「レバレッジ・リーディング」をおすすめしてくれた人と同じ人。
当時本を読むことから遠ざかっていた僕は「レバレッジ・リーディング」を読んで読書の必要性と可能性を再認識し。
「ゼロ秒思考」を読んでメモの方法を切り替えて、思考のまとめ方を学びました。
あらすじ時点でネタバレしてるので言っちゃいますが、ゼロ秒思考で教えているメモ術は
「A4の紙一枚に、1分で思考を書きなぐること。これを10枚分やること」
です。
今まで僕はノートを使って思考をまとめていたのですが、このA4の紙にメモる方法を使ってからは常に紙とペンと持ち歩くようになりました。
実際、やってみていると思考のめぐりは良くなっているように感じますし、とっちらかった思考をまとめるのには非常に適しているのかなと思います。
考えすぎて動けない人や思考をまとめるのが苦手な人こそ、「ゼロ秒思考」おすすめです。
ストップウォッチ使ってA4の上にメモる方法は、10分もやると思考がクリアになります。
人生に迷った時はとりあえずでいいから本を読もう
以上、完全に現段階の僕の独断と偏見による「人生に迷った時に読んだほうがいい本7選」のご紹介でした。
とりあえず言えることとしては
人生に迷ったときはとりあえずでいいから本を読んでみるといいよ
ということです。
もちろん人によっては本を読まない人もいますし、全員が全員本を読むことで何かが変わるわけでもないのでしょうが、読む人にとっては「本は人生を好転させるキッカケになる可能性が高い」です。
ビジネスの世界に入って12年。個人事業主として独立してから4年と8ヶ月。
僕も本当に人生に迷いに迷いました。何なら今でもきっと迷っているのだと思います。
だけども独立してから今が一番前向きですし、日々を一つ一つ前に進めている実感を持てています。
この実感を掴み取るキッカケは、人との出会いもありましたが、僕の中では本との出会いが凄く大きいです。
今回ご紹介した本はそんな前向きになれた2023年の自分が「今最も読んでよかったなと思えている本7つ」になります。
参考になれば嬉しいですし、是非あなたが読んで為になった本も教えてもらえれば嬉しく思います。
生きている場所は違うとは思いますが、共に迷いながらも楽しんでいきましょう。
ではでは、また別の記事で。
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